塞翁が馬
「人間万事塞翁が馬」という故事成語が好きです。
人生において良い出来事なのか悪い出来事なのかは「今」だけを見ていては判断できず、悪いと思ったことが後々良いことになったり、その逆もあるので、あまり喜びすぎたり悲しみすぎたりしないこと。という感じでしょうか。
そのせいか、嬉しいことがあっても「こういう時は、浮かれすぎると良くないから気をつけなきゃ」なんて考えてしまい、つい喜びそびれてしまいます。そのかわり、悪いことがあっても「意外と良いことに変わってくれるかも」と考えることもできるので少し楽になれます。
時々、もっと素直に感情表現が出来たらいいのになぁ…と思うのですが、ものすごい勢いでブレーキがかかるのでできません。
私に最も向かない職業は、女優とダンサーだと思います(笑)
でも、セラピストとしては悪くないと思います。
自分の感情にお客様を巻き込まずに済むからです。
主役は常にお客様です。
自分に良いことがあったから、悪いことがあったから、と言って態度が変わってしまってはいけません。
個人としての自分と、セラピストとしての自分の間に線を引くには、塞翁が馬という考え方は、とても役に立つと思います。
思い起こせば、去年事故に合ったのはショックでしたが、おかげで車のグレードが少し上がってちょっと嬉しかったりもしました。
生きてると、何が良くて何が悪いのか分からないものですよね!
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